「あなたもあるかったんじゃないの」と言う前に

弟が泣きながらママのところに
「お兄ちゃんがぶった~」と言いに行くと

兄 「お前が先に手を出してきたんだろう~」
弟 「お兄ちゃんが ぼくのこと「バカだ」って言ったのが悪いんだ」

とよくケンカしていた知り合いの兄弟。

ママは「いい加減にしなさい」  と
始終怒鳴っていなくてはいけませんでした。

ところが、この兄弟のケンカを最近は見かけません。

ママの説明によると
お兄ちゃんが弟くんにちょっかいを出しても
弟くんの方がそのちょっかいを受け流すようになったとのこと。

その理由を弟くんに聞いたら
「だって、僕が何か言い返すと、お兄ちゃんはまた言い返してくるっしょ
それがめんどくさいから」 
とのこと。

受け流した弟にイラつくようなお兄ちゃんじゃなくてよかったね

それはさておき、
弟くんはお兄ちゃんと長々と もめることを減らすために
自分にできることを探したんですね。
色々なことを試して、一番よかったのがこの方法だったのかもしれません。

コーチングでも、『自分の責任を考える』というのがあります。
この結果を引き起こした相手の責任ばかりを考えるのではなく、
自分の責任も考えるんです。
そうするとこの弟くんのように自分がどんな態度を取ることが
良いか考えることができるんです。

子どもに自分の責任を考えさせたい時に
「あなたも悪かったところがあったんじゃないの」 
と言いたくなるお母さんがいるかもしれません。
すぐに自分の悪かったところを言える子もいますが、
多くの子が、「自分は悪くない」と言い張るんではないでしょうか。
私の周りの子は、言い張るタイプの子が多いです。

そこでオススメしたいのが、
子どもに相手の悪口をとことん話させることです。
そして全部吐き出させてしまうんです。

たくさん話して満足すると、
今度は自分の悪かったところを自ら話し出してくる子がいます。
そうなったらしめたものです。
お母さんはそのまま聞いてあげて。

また、言葉にしなくても自分で気づいた子もいます。

そんな時は、
「もし、次に同じようなことにならないために
キミに出来ることって何かある?」
と訊いてみてほしいな。

自分の力で現状を変えていける力が子どもに
育つと親は安心できますね

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本セミナーでは、子どもの学力や能力アップを目指すだけでなく、子どもの自信や自己肯定感など内面の成長も促し、より幸せになることを目指しています。でも子どもだけが幸せだったらいいのでしょうか? いいえ! お母さんも幸せでいる事が大切です。なので、お母さんの幸せ度も高まることも目指しています。

4月のテーマ 「子どもの本当の心の見抜き方」
子どもが言っていることと彼らの本心が違うことがあります。
ウソもありますし、自分でも本当の気持ちに気づいていないこともあります。子どもを理解するための「聴く技術」をお伝えします。


日時 場所
4月19日 大井町きゅりあん     9:45~11:45(受付 9:30~)
4月25日 国分寺市いずみホール 9:45~11:45(受付 9:30~)

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