なぜ子どもの話を聴かなくてはいけないんですか

「なぜ子どもの話を聴かなくてはいけないんでしょうか
『聴く』必要性がわかりません」


数年前のセミナー参加者に言われた言葉です。

彼女の意見は
親は子どもに教え諭す存在 だから親は話さなくてはいけない
話を聴かなくてはいけないのは子どもの方
というものでした。

聴く必要性もわからないし、
どのような状態を話が聴けているというのかもわからない 
と言っていました。

彼女はパーソナルセッションも受けることにしました。

そんな彼女に提案したことが、
あなたが話している時間とお子さんが話している時間を観察して、
お子さんの話す時間の方が長くなるような会話を試しにしてみませんか
というものでした。

彼女はセミナーで紹介した聴く方法を使いながら
子どもの方が長く話すように心がけて会話をしました。

この方法を試し始めてから2週間後のセッションの時に
彼女から
「子どもから『お母さんの怖さが1下がったね』と言われた 
すごくうれしかった」

という報告を受けました。 すごい即効性があってビックリ と言っていました。

子どもをかわいいと思う気持ちが増したんですって。
彼女はその後も 子どもの話す時間が長くなるような会話を心がけました。

ある日、学校から子どもへのアンケートを盗み見してしまいました。
その中の「お母さんは話しを話を聴いてくれますか?」という項目に
『とても聴いてくれている』 に印がついていたんですって。
(1年前は『普通』にチェックだったらしいのです。)

その他にも彼女とお子さんの間にはこの他にもたくさんの良いことが起こりました。
「お母さん 夕飯の時に相談したいことがあるんだけど聴いてくれる?」と言われるようになった
「勉強しなさい」というのではなく、勉強したくない気持ちを聴いていた。ある程度話し終えたら、自分で勉強を始めた。
チックがでなくなった
「うちの子ってこんなにかわいかったんだ」と思えるようになった
お母さんの言いなりだった子が、中学受験の志望校を
自分で決め、「絶対合格してやる!」と自分に自信を持ちやり抜いた
などなど・・・

彼女は今、聴くトレーナーになるための学校に通っています。
『聴く』ことのすごさを伝えたくなったんですって

私もがんばろう